箱根土地株式会社
国立町開発当時の写真展 第二回展
平素はザ・サトウ「明窓浄机館」の活動について格別のご指導とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
「国立大学町誕生の頃」の写真展は多くの市民の方々にご覧頂く事が出来ました。
「僅か100年でかくも変貌するものか」、
「当時のままの区割りがそのままの街になって居る事を知り感動した」等々のお手紙を頂戴し、
改めて先人たちの先見の明に驚く共に、この素晴らしい住環境を守り続ける努力を
続けなければ成らないとの思いを新たにしております。
大正十四年(千九百二十五年)九月、分譲区画図をもとに国立市北半部一帯の雑木林(当時谷保村の里山であった)の開発が始めりました。
教育施設が開発の始めから配置され、商業地と住宅地が一体化するようにまとめ上げた、一〇〇万坪に及ぶ分譲地は日本においては画期的なことでした。
道路の造成と並行して二年余りの間に、国立駅舎、東京商科大学(現一橋大学)専門部校舎、東京高等音楽学院(現国立音楽大学)、国立学園小学校、学生寮、箱根土地本社、郵便局、模範建築として建てられた店舗や個人住宅が次々に建設されました。大学の兼松講堂は鉄筋による建築で昭和二年(一九二七年)に完成しています。当時の建造物や資料を通して開発の理念もくみとれます。
第二会場には開発時の油絵、分譲広告チラシ、パンフレットが展示されています。
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開催日時
第二回展 4月2日~5月18日
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展示内容
造成工事・線路工事、箱根土地(株)本社、東京商科大学の建物、東京高等音楽学院