第二回展「霧多布(きりたつぷ)湿原ナショナルトラスト30周年の歴史展」&「大坪俊裕・霧多布湿原の四季」写真展

北海道東部の海岸線に広がる霧多布湿原は、平地にありながら季節になると高山植物が湿原を彩り、国内でも最大級の花の湿原と呼ばれています。その周りを集落が囲み、湿原が日々の生活に接しているところです。家の窓を開ければ、そこはお花畑であり、タンチョウや野鳥の楽園を目にします。こうして人の暮らしと一体にありながら、この規模で原生の自然が残されているところは、国内でも霧多布湿原だけと言われています。
霧多布湿原は、約3200ヘクタール(国立市815ヘクタールの約4倍の広さ)の広さがありますが、その周辺部約1200ヘクタールが民有地となっています。そのため、霧多布湿原を残すことは、この民有地をそのまま残せるかどうかにかかっていました。そこで私たちは、この民有地を買い取り、未来のこどもたちへ残すことを決め保全活動をはじめました。現在、霧多布湿原民有地の2/3がトラストの所有となり保全が進められています。このたび、国立で生まれた「霧多布湿原ファンクラブ東京」のみなさまにより、霧多布湿原の展示会が実現されました。会場に展示されている写真は、霧多布湿原の魅力を取り続けている地元在住の写真家、大坪俊裕氏の作品です。どうぞお楽しみください。
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開催期間
8月26日(月)~9月28日(土)
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開催時間
午前10時~午後5時
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休館日
日曜・祭日
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入館料
100円(小学生以下無料)